【ホテル】文豪達に愛されたクラシックホテル 山の上ホテル

改修工事に入ると聞き、ならばその前にと急ぎ行ってきました。

山の上ホテルは、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎をはじめ多くの作家が愛し定宿にし、執筆活動に勤しんだことで知られています。いわゆる“カンヅメ”ですね。


御茶ノ水駅から程なく、坂を登った突き当たりにあります。

1954年の創業ですが、建物は1936年に建てられたとのこと。

ヴォーリズ建築は外観がどこかノスタルジックでお洒落です。

一歩を踏み入れるとドアマンが「お帰りなさいませ」と声をかけてくれました。

定宿に帰ってきたような気分にさせてくれるあたりがさすが老舗。

噂に聞いたホスピタリティです。


赤絨毯にレトロな調度品のロビーラウンジ。

案内されたお部屋はコンパクトで1泊するのには程良い広さです。

全35室、全て内装が違うそうです。


程なくするとウエルカムドリンクと焼き菓子を届けてくれました。

ほうじ茶、リーフパイ、マドレーヌでした。

香水瓶のような美しいキーホールダーとルームキー。

一輪挿しの薔薇にレース編みのコースター。

アール・デコ様式が美しいバスルーム。

アメニティは大好きなパンピューリでした。

ノスタルジックさが漂うグラフィックに美意識の高さを感じます。

廊下に置かれた調度品。

かつて、文豪達が使ったのでしょうか。

計算された美しさ。

フロントやロビー周りには山の上ホテルのコンセプトや歴史を物語る

調度品や品々に溢れていました。

お食事が美味しいことでも知られている山の上ホテル。

朝食は和食にしました。

「てんぷらと和食 山の上」でいただきました。


これが本当に美味しくて、和食にして大正解でした。


次は改修を終えた頃にお邪魔したいと思います。

また「お帰りなさい」と迎えてくれるでしょうか。



                                  2019.0423

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