【ホテル】湖に浮かぶ宮殿ホテル「タージ レイク パレス」

湖の上に佇む白亜のホテルTaj Lake Palaceはマハラジャの夏の離宮として建てられた宮殿。

一生の内にいつか訪れてみたいと思っていた憧れのホテル。

宿泊者専用の桟橋でセキュリティチェックを受け、湖上にそよぐ風の中、専用ボートでホテルに向かいます。玄関では薔薇のフラワーシャワーの歓迎を受けながらチェックイン。夢のような滞在の始まりです。

ウエルカムドリンクをいただき客室に案内していただきました。

滞在中の客室はTaj Lake Palaceのセカンドクラスのスイートルーム。

マハラジャの王妃 「マハラニ」のお部屋は孔雀をイメージしていて、

いたるところに孔雀のモチーフがありとてもエキゾチックで魅力あるデザインです。


お部屋にブランコが有る客室があるとは聞いていましたが

まさかそのお部屋に泊まることになるとは思ってもみませんでした。

その昔、王妃はこのブランコに揺られながら湖の景色を眺めたのでしょうか。


後からショールームをさせていただいてわかったことですが、

ブランコのあるお部屋は他にも数室あるようです。

お部屋にはフルーツやスイーツがセットされていて、大きなジャーには

ナッツやクッキーが常に満杯。一日に何度もルームサービスの女の子が補充に来てくれます。チップを渡そうとすると、両手をサッと体の後ろに回し、口を一文字に結んで

首を横に振って一切受け取ろうとしません。

他のスタッフも同様で、ホテル内はチップは不要でした。

GMからのレターも嬉しい計らいでした。スペルが惜しいですが。

バスはシャワールームとジャグジーがあり、ジャグジーの窓からはピチョラ湖の水面を泳ぐ水鳥を眺めることができます。オリジナルのアメニティも充実していました。

随所に美しいタイルを埋め込んだ装飾がありオリエンタルな様式美と

そのデザインに英国領の面影も垣間見えます。

タージレイクパレスは1746年にマハラジャの避暑地として建てられた夏の宮殿。

歴史ある美しい佇まいから、映画007の舞台として撮影が行われたのは有名なエピソード。

ウエブで検索するとこのあたりの情報はすぐに見つけることができます。

正直なところ、ハード面で年季を感じることはありますが、丁寧にメンテナンスがされていてそれもまた味になっています。

ホテル全体はインドならではの装飾とコロニアルスタイルの設えでオリエンタルな風情。本来、マハラジャの夏の離宮だけあって、館内は風通しが良く、湖から吹く風に自然との一体感が味わえます。

パレス内のレストランやバーではインド料理は勿論、ウエスタン料理も味わえてそのレベルの高さはさすが5つ星ホテル。特にマサラティーといただくハイティーはイギリス文化の名残でしょうか、お味も美しさも格別で大満足でした。

滞在中はサンセットクルーズや民族舞踊、ヨガセッションなど様々なアクティビティに参加。滞在者を飽きさせない工夫が随所にありました。

ビールを飲みながら観るダンスは最高の贅沢でした。

朝夕の食事をいただいたレストランからはシティパレスを眺めることができます。

あらゆる贅を尽くしたタージレイクパレスでは、一歩足を踏み入れるとまるで王族の一員になったかのような体験ができます。その一つがホテルスタッフのゲスト対応の質の高さです。滞在中、誰もが自分の名を名乗りながら温かい笑顔で話しかけてくれます。ホテルスタッフ全員で24時間バトラーサービスを提供してくれる、そのホスピタリティマインドの高さは感動的でした。


長年の憧れであったタージレイクパレスの夢のような3泊のステイを終えて我々は一行は

一旦、ムンバイへ。ムンバイ~シンガポールを経由し帰路につきました。                              

                                                                                                                                                                             2017.7.12

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